虫歯治療

 

痛みに配慮・削る量を少なく・再発させない

可能な限り痛みに配慮した治療

数十年も前に治療経験のある方の場合、虫歯治療はとても痛いという印象をお持ちの方もいらっしゃるようです。しかし、近年では、歯科医療も進歩しており、以前と比べ、より痛みに配慮した治療が可能となっており、当院においても最大限の配慮を行っています。

表面麻酔の使用
表面麻酔とは、注射する場所にあらかじめ麻酔液を塗っておくことで、注射針による痛みさえも限界まで軽減させるための麻酔です。
非常に細い針の使用

注射では、針が細いほど、針の痛みを軽減可能です。当院では非常に極細の注射針を採用しており、注射時の痛みの軽減を図っております。

麻酔液の温度管理

麻酔液の温度を適温に調整することで、麻酔液注入時の痛みを軽減することが可能です。

電動麻酔器の使用
当院では電動麻酔器も完備しており、麻酔の場所など、必要に応じて使用しています。麻酔液の注入スピードを一定に保ち麻酔注入時の痛みを軽減します。

可能な限り削る量を少なくした治療

一度削った歯は二度と再生しません。つまり歯をより多く削るということは、歯の寿命を縮めることになってしまいます。当院では歯を長持ちさせることを大切に考えており、可能な限り削る量を少なくした治療を行っております。

拡大鏡やマイクロスコープの使用
歯を削る量を最小限度にとどめるためには、より精密な治療が求められます。精密な治療を可能にするためには拡大視野を確保する必要があります。そのため当院では、拡大鏡や、必要に応じてマイクロスコープを使用し、拡大視野下での治療を行います。
極細のドリルを使用

当院では極細のドリルを使用することで、歯を削る量を最小限度にとどめられるようにしています。

う蝕検知液の使用

う蝕検知液とは、虫歯の部分のみを赤く染め出すことができるお薬のことです。虫歯だけをしっかり染め出すことで、健康な歯質を可能な限り削らずに虫歯部分だけを削ることを目標としています。

エキスカベータの使用
虫歯の部位などによって、必要に応じ、ドリルを使用せず、手作業で、丁寧に、少しづつ虫歯の部分だけを除去します。

可能な限り再発予防につながる治療

当院では、保険治療だけでなく、より質の高い、精密な治療と、二次虫歯のリスク低減が期待できる「セラミック治療」に対応しております。

白い歯・セラミック治療はこちら ⇒

虫歯の進行

<C1 ~ エナメル質の虫歯>

エナメル質に限られた虫歯です。少し削って、白い樹脂で埋める治療をします。この段階で治療をすれば、痛みもあまりなく、大抵のケースでは1回で治療が終わります。

<C2 ~ 象牙質の虫歯>

象牙質まで進んだ虫歯です。虫歯が大きい場合は、虫歯を削った後、銀歯、金歯、セラミック等の「インレー(詰め物)」で修復します。冷たいものがしみたりします。

<C3 ~ 神経に達した虫歯>

虫歯が深く、歯の神経にまで達している状態です。この場合は歯の神経を抜いて、根の治療が必要となります。根の治療が終わると、その後に土台と被せを作っていきます。

神経がなくなると、歯はもろくなり、歯の寿命が縮んでしまいます。

<C4 ~ 根だけ残った虫歯>

腐った根だけ残り、根の周囲に膿が溜まることがあるため、口臭もひどくなります。虫歯が大きすぎて、根の中まで虫歯になっている状態のことです。この状態で放置すると、歯に土台を立てて被せ物を入れれなくなってしまうことが多く、また虫歯が他の歯に感染するのを防ぐために歯を抜かないといけなくなります。

歯を抜いた後は、インプラント、入れ歯、ブリッジという3つの選択肢の中から治療を選ばなければなりません。※移植等の特殊な条件を除く

虫歯ができるメカニズム

虫歯の原因菌「ミュータンス菌」

口腔内には多くにの細菌が棲息しています。その細菌の中に、「ミュータンス菌」「ラクトバチラス菌」という細菌がおり、これが主な虫歯の原因となる細菌です。口腔内の細菌が増えると、歯の表面にネバネバした物質をつくり、バイオフィルムとよばれるバリヤーのような役割を果たすものを作り出します。このバイオフィルムの中に虫歯菌や歯周病菌など、様々な細菌がおり、バイオフィルムに守られながら、その数をどんどん増やしていきます。そして歯垢(プラーク)となります。歯垢(プラーク)の中の虫歯菌は、食べ物の中の糖質を材料に酸を作りだし、その酸が歯を溶かしていき、やがて歯には穴が開いてしまいます。いわゆる虫歯です。

脱灰と再石灰化

「ミュータンス菌」「ラクトバチラス菌」によって、食物中の糖を取り込み、分解して酸を産生し、この酸が歯の成分であるハイドロキシアパタイトを溶解するという過程のことを「脱灰(だっかい)」といいます。

エナメル質表面の成分は、食事をするたびに脱灰しますが、ただ脱灰されっぱなしというわけではありません。実は唾液には酸を中和し、エナメル質表層を「再石灰化」し、元の状態にす作用があります。

再石灰化を優勢にするために「予防」を

この「脱灰」と「再石灰化」のバランスがどちらに傾くかで、虫歯ができるか、歯が健康に保たれるかが決まります。このまるでシーソーのような状況に対して、再石灰化を有利にするためには、セルフケアによるプラークコントロール、間食を避ける、フッ素塗布などを行います。

虫歯の原因であるプラークをゼロにして、口腔内の糖をゼロにできればできればよいわけですが、実際には不可能といえるでしょう。そこでプラークを可能な限り除去して、常になるべくプラークが無い状態にコントロールしておくことが大切となります。つまり毎日のブラッシングがとても大切であるということです。また、定期的に歯科医院に歯科検診やメインテナンスに行くことで、万が一のむし歯の兆候も早期発見して対処してしまう方が得といえます。